- 筋トレでおすすめのリストラップは?
- リストラップは何を基準に選んだらいい?
- いろんなメーカーのリストラップレビューを知りたい
筋トレ初心者と筋トレ上級者におすすめのリストラップは異なります。
筋トレの効果を最大限発揮するには、トレーニングレベルに合ったリストラップを選ぶのが重要です。
この記事では、筋トレのレベル別におすすめのリストラップを紹介します。
当記事を最後まで読めば、自分に合ったリストラップの選び方がわかります。
筋トレ初心者におすすめのリストラップ3選
筋トレ初心者におすすめのリストラップは次の3つです。リンクをタップするとすぐレビューを読めます。
上記3つのリストラップは、いずれも次の特徴を持っています。
- 長さ
-
60cm:長すぎず短すぎない
- マジックテープの強度
-
強力:筋トレ中に外れる心配なし
- 素材
-
フレキシブルタイプ:伸縮性があるので巻きやすい
リストラップは30cmから100cmまで複数の長さがありますが、筋トレ初心者は60cmの長さを使いましょう。
手首の太さにより変わりますが、60cmあれば手首に3周ほど巻けます。
マジックテープの強度はマジックテープ部分の太さにより左右されます。粘着力が強力なのはマジックテープ部分が太いリストラップです。
筋トレ初心者におすすめのSchiekリストラップは、マジックテープ部分の太さが5cmほどあります。吸着力も強いのでトレーニング中に外れる心配はありません。
リストラップにはフレキシブルタイプとスティッフタイプの2種類あります。
スティッフタイプは硬い素材でできているためがっちり手首を固定できるのがメリットです。一方で伸び縮みしにくいので巻きづらさを感じます。
筋トレ初心者は圧倒的にフレキシブルタイプがおすすめ。伸縮性がある素材で作られているので巻きやすいのが特徴です。
引っ張りながら巻けるので、巻く強さを調節できます。
筋トレ初心者におすすめのリストラップを使って、トレーニング効果を高めましょう。
リストラップ | 長さ | タイプ |
---|---|---|
king2ringリストラップ | 60cm | フレキシブル、スティッフ |
Schiekリストラップ | 60cm | フレキシブル |
鬼リストラップ | 40cm、60cm、100cm | フレキシブル、スティッフ |
筋トレ上級者におすすめのリストラップ3選
筋トレ上級者におすすめのリストラップは次の3つです。
筋トレ上級者におすすめのリストラップは、下記を参考に選んでみてください。
- 長さ
-
60cmか100cm
- マジックテープの強度
-
強力(マジックテープ部分が太いもの)
- 素材
-
フレキシブルタイプかスティッフタイプ
筋トレ上級者は60cmか100cmのリストラップを使いましょう。
長いリストラップのほうが巻く回数が増えるので、手首を固定する強度も高くなります。
素材はフレキシブルタイプとスティッフタイプどちらでもOK。より高重量にチャレンジするなら、硬い素材で作られたスティッフタイプがおすすめです。
IPF公認のSBDリストラップは、上記条件に当てはまるリストラップが揃っています。
筋トレ上級者におすすめのリストラップを使って、最大重量の更新に挑戦しましょう。
リストラップ | 長さ | タイプ |
---|---|---|
king2ringリストラップ | 60cm | フレキシブル、スティッフ |
Schiekリストラップ | 60cm | フレキシブル |
SBDリストラップ | 40cm、60cm、100cm | フレキシブル、スティッフ |
【メーカー別】リストラップレビューまとめ
メーカー別にリストラップのレビューを紹介します。
私がすべて使用してみてわかった、リアルな感想を紹介します。
king2ring(キングツーリング)リストラップレビュー
king2ringは「リングの王様」という願いを込められたトレーニングギアメーカーです。
king2ringリストラップには硬さ別に下記3種類があります。
- pk360
- pk360改
- pk360 strong
pk360がもっとも柔らかく、pk360 strongが一番硬い素材で作られています。
ぼくが愛用しているpk360はフレキシブルタイプで巻きやすく、手首にしっかりフィットしてくれるのが特徴です。
マジックテープ部分が太く粘着力が強力なので、トレーニング中に外れる心配なし。安心して筋トレできます。
値段は約2,000円と、数あるリストラップの中でも圧倒的なコスパの良さを誇ります。販売経路で小売店を経由しなかったりパッケージを簡素化したりと、余計なコストをカットすることでコスパの良さを実現しました。
筋トレ初心者はフレキシブルタイプのpk360、筋トレ上級者はスティッフタイプのpk360改もしくはpk360 strongを使いましょう。
硬さが違うモデルが3つあるので、king2ringリストラップは筋トレ初心者から筋トレ上級者までにおすすめです。
Schiek(シーク)リストラップレビュー
Schiekリストラップはアメリカ発祥の老舗スポーツメーカーです。
Schiekリストラップには長さ別に2種類あります。
- 12インチ(30cm)
- 24インチ(60cm)
ぼくが使っているのは60cmのSchiekリストラップ。30cmだと少々心もとないので、しっかり手首を固定するなら60cmがベストです。
フレキシブルタイプですが若干硬めの素材で作られています。強く引っ張れないものの、通常のフレキシブルタイプより手首を固定する強度は高いです。
筋トレ初心者と筋トレ上級者どちらにもおすすめできるリストラップです。ただし筋トレ初心者がいきなりSchiekリストラップを使うと、トレーニングがやりづらいかもしれません。
king2ringリストラップpk360など柔らかい素材のリストラップで慣れてからSchiekリストラップを使いましょう。
GOLD’S GYM(ゴールドジム)リストラップレビュー
GOLD’S GYM(ゴールドジム)はアメリカ発祥のトレーニングジムです。
ゴールドジムリストラップはフレキシブルタイプ。マジックテープ部分も太く粘着力が強いので、トレーニング中に外れる心配はありません。
ただしリストラップの長さは50cmと、少々物足りない印象です。引っ張りながらきつく巻いても3周巻けるかどうかでした。
一般的なリストラップの長さである60cmとたった10cmしか違いません。しかし実際につけてみると、「手首が保護されている感覚」が若干弱い気がします。
高重量を扱う筋トレ上級者にとっては、50cmだと短いのでおすすめできません。筋トレ初心者がリストラップをつけたトレーニングへ慣れるために使うといいでしょう。
ただし、筋トレ初心者も扱う重量が増えてきたら60cmのリストラップに買い替えることをおすすめします。
鬼リストラップレビュー
「鬼」はパワーリフティング競技用品店の武器屋.netが販売しているシリーズ商品です。
IPF公認のリストラップなので、世界中のパワーリフターが愛用しています。
鬼リストラップは、硬すぎず柔らかすぎない素材で作られています。
手首へのフィット感に優れています。「しっかり保護されている感」があるため、筋トレ初心者・筋トレ上級者どちにらもおすすめです。
ただしリストラップを使い慣れていない筋トレ初心者にとっては、硬くてトレーニングしづらいかもしれません。
まずはking2ringリストラップなどフレキシブルタイプに慣れましょう。
筋トレの頻度が増えてきたり扱う重量が伸びてきたタイミングで鬼リストラップに買い替えるのがベスト!
リストラップの選び方
リストラップを選ぶときは次の3つに着目しましょう。
- 長さ
- マジックテープの強度
- 素材
長さ
メーカーにより異なりますが、リストラップの長さは主に3つあります。
- 40cm
- 60cm
- 100cm
筋トレ初心者は60cmのリストラップを選びましょう。手首の太さにより差がありますが、余裕をもって3周巻くことができます。
100cmのリストラップは筋トレ上級者におすすめです。5周程度巻けるので、しっかり手首を固定して高重量トレーニングができます。
40cmのリストラップは買わなくてOK。短すぎるので手首をしっかり保護できません。
迷ったらオーソドックスな60cmのリストラップを使いましょう。
マジックテープの強度
マジックテープの強度はマジックテープ部分の太さにより左右されます。
マジックテープ部分が太いリストラップは粘着力が強い傾向にあります。
一方でマジックテープ部分が細いリストラップは、すぐ粘着力が弱くなるので長く使えません。
king2ringリストラップとマイプロテインリストラップでマジックテープ部分の長さを比較しました。
マジックテープ部分の太さはking2ringリストラップが5cm、マイプロテインリストラップが2.5cmです。
粘着力が弱まったリストラップを使い続けると、トレーニング中に外れる危険性があります。
怪我の原因になるので、マジックテープ部分が太いリストラップを選びましょう。
素材
リストラップの素材は次の2つです。
- フレキシブルタイプ:伸縮性がある素材
- スティッフタイプ:硬い素材
フレキシブルタイプは引っ張りながら巻くことができます。巻く強さを調節できるため、筋トレ初心者でも巻きやすいのが特徴です。
一方でスティッフタイプは、伸縮性はありませんがリストラップそのものが硬いです。
がっちり手首を固定できるため、筋トレ上級者がより高重量を狙ったトレーニングで使えます。
筋トレ上級者はスティッフタイプがおすすめ!
リストラップの効果
リストラップの効果は次の3つです。
- 手首を保護する
- 高重量トレーニングを安定させる
- 精神的に安心する
リストラップを使うときの注意点を押さえつつ、正しくリストラップを使って筋トレの効果を高めましょう。
手首を保護する
リストラップは手首を保護するために必要です。具体的には、手首の尺骨と橈骨を大きな負荷から守るために使います。
身体運動の機能解剖 p84
ベンチプレスなどプレス系種目では、手首に大きな負荷がかかります。
手首を痛めてしまえば満足にトレーニングできません。最悪の場合、日常生活にも悪影響を及ぼしてしまいます。
安全に筋トレするためリストラップは必須のトレーニングギアです。
高重量トレーニングを安定させる
リストラップを使うことで高重量トレーニングを安定させられます。手首を固定することにより、いつもより重い重量にチャレンジできるのです。
ただしリストラップを使うことで重量が大幅に伸びることはありません。あくまで高重量トレーニングの補助としてリストラップが活躍します。
高重量トレーニングを繰り返せば神経系の強化や筋肥大につながります。
今よりさらに強く・デカくなるためにも、リストラップは欠かせません。
精神的に安心する
リストラップをつけることで精神的に安心できます。「手首を痛めるかも」という余計な心配をしなくて済むのがメリット。
トレーニングに対して恐怖があれば、次のようなデメリットがあります。
- 高重量を扱えない
- 重量が伸びない
- 最後まで追い込めない
補助なしでトレーニングしている場合は、潰れる恐怖から高重量を扱ったり追い込んだりできません。
リストラップを使って恐怖心を和らげ、今よりさらに成長しましょう。
ただしリストラップを使うことで、オーバーワークになる可能性があります。オーバーワークにならないような筋トレを心がけましょう。
リストラップが必要な種目
リストラップが必要な種目は主に次の2つです。
- ベンチプレスなどプレス系種目
- スクワット
ベンチプレスなどプレス系種目
胸・肩・上腕三頭のプレス系種目ではトレーニングではリストラップを使いましょう。
- ベンチプレス
- ダンベルプレス
- インクラインプレス
- ディップス
- ショルダープレス
- フレンチプレス
ダンベルやバーベルを持ったとき手首へ大きな負荷がかかります。
手首を保護して怪我を防止しましょう。リストラップがあれば、いつもより少し重い重量にチャレンジできます。
スクワット
スクワットでもリストラップが活躍します。
手首が硬いと、バーを担いだとき手首が曲がってしまい負担が大きくなりがち。
スクワット終了後、手首に違和感がある人は多いです。
リストラップをつけたほうがスクワットに集中できます。スクワットをやると手首が痛くなる人は、リストラップを使ってみてください。
バーを担いで手首に違和感がなければ、リストラップを使わなくてもOKです。
リストラップQ&A
リストラップに関するよくある疑問と回答をまとめました。下記8つの中から気になるポイントをチェックしてください。
- リストストラップとリストラップの違いは?
- リストラップは何キロから使い始めればいい?
- リストラップは内巻き・外巻きどっちがいい?
- リストラップは親指の輪っかを外して使うべき?
- リストラップがいらない種目はある?
- リストラップを買い替えるタイミングは?
- リストラップの洗い方が知りたい
- リストラップはどこに売ってる?
リストストラップとリストラップの違いは?
リストストラップは握力を補助するトレーニングギアです。英単語でリストラップとリストストラップの違いを確認しましょう。
- リストストラップ
-
wrist strap→「strap:吊り革」
- リストラップ
-
wrist wrap→「wrap:覆う」
リストストラップは、背中や上腕二頭のトレーニングで使われます。
リストラップは何キロから使い始めればいい?
リストラップは何キロから使い始めてもOKです。次のように明確な基準が定められているわけではありません。
- ベンチプレス100kg挙がるようになってから
- ダンベルプレスで片方30kg挙がるようになってから
- 筋トレを始めて1年経ってから
リストラップは手首を保護して怪我を防ぐトレーニングギアです。
筋トレ初心者こそリストラップを使って、トレーニング強度を上げましょう。
リストラップは内巻き・外巻きどっちがいい?
リストラップは内巻き・外巻きどちらでもOKです。あなたが巻きやすい方で巻いてください。
ただし、山本義徳先生の動画では「内旋するなら内巻き」と解説されていました。
ベンチプレスのように親指が内旋(内側に入る)なら、内巻きのほうが力を発揮しやすいです。
リストラップは親指の輪っかを外して使うべき?
トレーニングするときは親指の輪っかを外すのがおすすめです。
輪っかをつけたままバーベルやダンベルを持つと、親指に食い込んで痛みを感じます。
親指を入れる輪っかの部分は「ループ」と呼びます。
リストラップがいらない種目はある?
リストラップがいらない種目は手首に負荷がかからない種目です。具体的には次の部位を鍛えるトレーニングが該当します。
- 脚
- 背中
- 上腕二頭
ただし、厳密に言うと上記部位のトレーニングでも手首に負担はかかっています。
例えばバーベルカールでリストラップを使う人もいます。手首をきつく締めることで、力が出やすくなるからです。
パワーリフター競技ではリストストラップやパワーグリップを使って握力を補助することができません。
少しでも握力をカバーするため、デッドリフトでリストラップを使う選手もいます。
ウォーミングアップや低重量高回数のトレーニングでは手首に大きな負荷がかからないため、リストラップはいらないです。
リストラップを買い替えるタイミングは?
リストラップを買い替えるタイミングは主に次の4つです。
- マジックテープの粘着力が弱くなったとき
- リストラップが壊れたとき
- 親指を通す輪っかが切れたとき
- 使用重量が重くなったとき
筋トレ初心者で扱う重量が重くなったら、リストラップを買い替えましょう。
フレキシブルタイプからスティッフタイプへの買い替えがおすすめです。
スティッフタイプのリストラップは硬い素材で作られています。フレキシブルタイプよりがっちり手首を固定できるので、高重量トレーニングで使いましょう。
リストラップの洗い方が知りたい
リストラップは洗面器にお湯を溜めて手洗いしましょう。
色落ちしたりボロボロになったりする可能性があるため、洗濯機でほかの洗濯物と一緒に洗うのはNG。
ニオイが気になる場合は、洗剤を溶かしたお湯に数十分浸してから洗います。
リストラップはどこに売ってる?
リストラップは「スポーツ用品店」もしくは「ネット通販」で販売されています。
スポーツ用品店ならゼビオやデポのオンラインショップがおすすめですす。
ただし取り扱っているリストラップのメーカーは限定的です。
さまざまなメーカーから選ぶならAmazonや楽天市場などネット通販を活用しましょう。
筋トレ初心者や筋トレ上級者におすすめのリストラップもすべて販売されています。
リストラップを使って筋トレの効果を高めよう
リストラップは手首を保護するためのトレーニングギアです。ベンチプレスやダンベルプレスなどのプレス系種目で欠かせません。
筋トレ初心者は、次表の特徴を持つリストラップを選べば間違いありません。
長さ | 60cm |
---|---|
マジックテープ部分 | 太い |
素材 | フレキシブル |
筋トレ上級者は長さ60cmかつスティッフタイプのリストラップがおすすめです。今までより高重量を扱うなら100cmを選びましょう。
自分の筋トレレベルに合わせて最適なリストラップを選ぶのがポイントです。