- リストラップって筋トレで必要?
- 何の種目で使えばいいの?
- 胸トレなら毎回使わなきゃいけない?
リストラップがなくてもトレーニングはできますが、使うことで筋トレ効果を高められます。ただし使い方を間違えれば、リストラップをつける意味がありません。
この記事では、リストラップの必要性を3つの観点から解説します。記事を読めば、筋トレでリストラップを使うべき理由を理解できます。
リストラップは手首の怪我を防止するために使うトレーニングギアです。手首を固定することでいつもより重い重量にチャレンジできます。
今より重量を伸ばしたい筋トレ初心者はリストラップを使いましょう。
リストラップが必要な3つの理由とは
リストラップが必要な3つの理由を解説します。リストラップの必要性を理解して、効率よくトレーニングしましょう。
- 手首を怪我から守るため
- 安定して高重量トレーニングするため
- 精神的に安心するため
手首を怪我から守るため
リストラップは手首を怪我から守るために必要です。手首の骨である尺骨と橈骨を負荷から守る役割を果たします。
身体運動の機能解剖 p84
ベンチプレスなどのプレス系種目やスクワットで重りをかつぐとき、手首には大きな負荷がかかっています。
トレーニング頻度が多ければ多いほど手首へ負担がかかり疲労が蓄積。
手首を怪我すれば、筋トレだけでなく日常生活にも悪影響を及ぼします。怪我を防止するためにも、リストラップは必須のトレーニングギアです。
特にベンチプレスは手首が寝てしまいがち。手首に大きな負担がかかるため、リストラップを使い手首を立てて行いましょう。
安定して高重量トレーニングするため
リストラップは安定して高重量トレーニングするために必要です。手首を固定することで、いつもより重い重量にチャレンジできます。
リストラップを使うだけで何十キロも扱える重量が増えるわけではありません。しかしリストラップがあるおかげで、2.5kgから5kg程度なら重量アップが期待できます。
高重量トレーニングを行うことで神経系が発達し筋力がアップします。
今までより重量が伸びれば、さらなる筋肥大にもつながります。
精神的に安心するため
リストラップは精神的に安心するため必要です。リストラップをつけているおかげで、「手首を痛めるかも」という余計な不安を抱かずに済みます。
高重量を扱うときは、全神経を筋肉に集中させたいところ。余計なことを考えて集中力が乱れれば、重りを挙げきれず潰れてしまう危険性が高くなります。
「リストラップで手首を固定している」という安心感が、精神的な安定を生むのです。
リストラップを使うときの注意点
リストラップを使うときの注意点を2つ紹介します。あらかじめ確認しておき、正しくリストラップを使いましょう。
- リストラップに頼りすぎない
- 手首が痛いならトレーニングをやめる
リストラップに頼りすぎない
怪我防止とはいえ、リストラップに頼りすぎないことが重要です。リストラップに頼ってばかりいると、手首の柔軟性が低下したり手首の可動域が狭くなったりすることがあります。
柔軟性が低いことで、リストラップをつけずにトレーニングしたとき怪我につながる恐れも。
リストラップはメインセットや高重量トレーニングでのみ使うことをおすすめします。ウォーミングアップや低重量高回数のトレーニングで使う必要はありません。
リストラップの必要性は高いものの、頼りすぎてはいけません。
手首が痛いならトレーニングをやめる
手首が痛いときはトレーニングをやめましょう。リストラップで手首を固定できるからとはいえ、痛みを我慢してまでトレーニングするのは危険です。
手首が痛いときは何らかの怪我をしている可能性があります。炎症が起きていたり骨や腱に異常があるケースも。痛みがあるときはトレーニングせず、医者に診てもらいましょう。
リストラップを使って手首を固定することで、オーバーワークの危険性も出てきます。「リストラップをつけてるから大丈夫」という気持ちでトレーニングをやりすぎるのは危険です。
オーバーワークは怪我の原因にもなるので要注意です。
チェックポイント
リストラップを使って筋トレしたあとは、プロテインを飲んでたんぱく質を補給しましょう。
コスパを求めるならマイプロテイン、国産の品質を求めるならULTORA(ウルトラ)がおすすめです。
筋トレ初心者におすすめのリストラップ3選
筋トレ初心者におすすめのリストラップを3つ紹介します。「60cm」「フレキシブルタイプ(伸縮性あり)」「マジックテープ部分が太い」の3つがそろったリストラップがおすすめです。
長さ | 60cm |
マジックテープ部分 | 太い |
素材 | フレキシブル |
king2ring(キングツーリング)リストラップ
king2ringは「リングの王様」という願いを込められているスポーツメーカーで、アメリカを中心に人気があります。king2ringリストラップpk360はフレキシブルタイプで伸縮性があるので、初心者でも巻きやすいのが特徴です。
マジックテープ部分が太いので強度は申し分ありません。
値段は2,000円弱と超お手頃価格。king2ringリストラップは強度が高いうえにコスパがいいので、圧倒的に初心者へおすすめです。
king2ringリストラップのスペックは次の記事を参考にしてください。
» king2ringリストラップのスペック
Schiek(シーク)リストラップ
Schiek(シーク)はアメリカ発祥のスポーツメーカーです。リストラップ以外にもリストストラップやトレーニングベルト、ニースリーブ、ボストンバッグなどさまざまなトレーニング用品を扱っています。
フレキシブルタイプかつオーソドックスな60cmで巻きやすく、初心者におすすめなリストラップです。
king2ringリストラップに比べると少々値が張りますが、強度が高いので長く使えます。
Schiekリストラップのスペックは次の記事を参考にしてください。
» Schiekリストラップスペック
鬼リストラップ
鬼リストラップは、トレーニング用品やパワーリフティング競技用品を取り扱っている武器屋.netが販売しているリストラップです。
king2ringリストラップやSchiekリストラップと同じくフレキシブルタイプかつ60cm。
丁寧に作り込まれているため長持ちします。IPF(国際パワーリフティング連盟)公認ということもあり、国産・高品質なリストラップです。
鬼リストラップのスペックは次の記事を参考にしてください。
» 鬼リストラップのスペック
リストラップはどこに売ってる?
リストラップの販売店は次の2つです。
- スポーツ用品店
- ネット通販
スポーツ用品店
リストラップはゼビオやデポなどのスポーツ用品店で売られています。ただしスポーツ用品店が取り扱っているリストラップのメーカーは少ないのがデメリットです。
筋トレ初心者におすすめなking2ringリストラップやSchiekリストラップ、鬼リストラップは販売されていない可能性が高いので注意しましょう。
ネット通販
Amazonや楽天などのネット通販では、さまざまなメーカーのリストラップが販売されています。筋トレ初心者におすすめの各メーカーも取り扱われており、品揃えが豊富です。
リストラップの必要性まとめ
この記事では、リストラップが必要な3つの理由と使うときの注意点【筋トレ初心者向け】について書きました。リストラップが必要な理由は次の3つです。
- 手首を怪我から守るため
- 安定して高重量トレーニングするため
- 精神的に安心するため
リストラップはメインセットや高重量トレーニングでのみ使いましょう。
ウォーミングアップや低重量高回数のトレーニングで使う必要はありません。
リストラップは何キロから使い始めてもOK。正しく使って筋トレの効果を最大限高めましょう。